CVRとは|コンバージョン率の計算式と目安の出し方、CTRとの違いと、媒体ごとに分母が違う問題

CVRとは|コンバージョン率の計算式と目安の出し方、CTRとの違いと、媒体ごとに分母が違う問題

CVRは「コンバージョン数÷クリック数」と覚えている方がほとんどでしょう。ところが同じキャンペーンのCVRを、Google広告・Meta広告・GA4でそれぞれ出すと、3つとも違う値になることがあります。計算式は同じに見えて、割る数が媒体ごとに違うからです。

CVR(コンバージョン率)の計算式と目安

広告のCVRは「コンバージョン数÷クリック数」、CTRとは分子と分母が違う

CVR(Conversion Rate、コンバージョン率)は、購入や問い合わせなどの成果に至った割合です。広告のCVRはクリックを分母にし、クリック1,000回でコンバージョンが20件なら2%です。サイト全体のCVRを語るときはセッション数やユーザー数を分母にすることも多く、同じ「CVR」でも何で割ったかを確かめる必要があります。似た指標のCTR(クリック率)は「クリック数÷表示回数」で、広告が押されるまでの割合です。CTRはクリックの前、CVRはクリックの後を測っていて、CPA=CPC÷CVRの関係があるため、CPAが悪化したときはクリック単価の上昇かCVRの低下かを切り分けられます。

CVRの目安は、業界平均より目標CPAから逆算する

「CVRは何%あればよいか」の答えは、業界の平均値より自分の目標CPAとCPCから出せます。必要なCVRは「CPC÷目標CPA」で、CPC100円・目標CPA5,000円なら2%です。実績のCVRが1.5%なら、CVRを上げるか、CPCを75円まで下げない限り目標CPAに届きません。業界平均は商材や価格帯の違いが大きく、自分のアカウントの合格ラインには使いにくいという限界があります。

媒体ごとの分母の違いと、集計の落とし穴

Google広告・Meta広告・GA4で「割る数」が違う

Google広告のヘルプでは、コンバージョン率は「コンバージョン数÷コンバージョンまで追跡できる広告インタラクションの合計数」と定義され、複数のコンバージョンを数える設定では100%を超えることもあるとされています。Meta広告の「結果率」は結果をインプレッションで割った値で、クリックを分母にするCVRとは別物です。クリックで割ってCVRを出すなら、リンクのクリックで割るかクリック(すべて)で割るかで値が変わります。GA4の「セッション キーイベント率」は、キーイベントが発生したセッションの割合で、1回の訪問で2件申し込んでも1と数えます。

CVRとは|コンバージョン率の計算式と目安の出し方、CTRとの違いと、媒体ごとに分母が違う問題

キャンペーンごとのCVRを平均しない、直近2〜3日で判断しない

複数キャンペーンの全体CVRは、CVの合計をクリックの合計で割って出します。単純平均すると、クリックの少ないキャンペーンの値に引っ張られます。

  • キャンペーンA: クリック100・CV5(CVR5%)
  • キャンペーンB: クリック1,900・CV19(CVR1%)
  • 単純平均は3%、実際の全体CVRは24÷2,000で1.2%

もう1つの落とし穴は日付で、Google広告の「コンバージョン」列は広告がクリックされた日に計上されるため、数日遅れて申し込む人の分があとから足されます。直近2〜3日のCVRは低く見えやすいので、前日のCVRだけを見て入札を下げる判断は避けたほうが安全です。

まとめ

CVRは広告のクリックがどれだけ成果に変わったかを示す割合で、目安は目標CPAとCPCから逆算できます。ただし分母は媒体によってインタラクション・リンクのクリック・セッションと異なり、ビュースルーコンバージョンのようにCVの中身がずれる指標もあります。ツールが担うのは、媒体ごとのクリック数とCV数を同じ表に並べて合計から割り直す作業で、人が担うのは、どの分母で見るかを決めて数字の変化に理由をつけることです。ADmini(アドミニ)なら、連携した媒体のクリック数とコンバージョン数を1画面に集約し、ピボットで合計してから比べられます。まず今週やることは、自分のレポートにあるCVRが、どの媒体のどの分母で計算されているかを1行ずつ書き出すことです。

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よくある質問

広告のCVRはどうやって計算しますか?

広告のCVRは「コンバージョン数÷クリック数×100」で計算します。クリック1,000回でコンバージョンが20件ならCVRは2%です。ただしGoogle広告は広告インタラクション数、GA4はセッション数を分母にするなど、媒体によって割る数が異なります。

CVRとCTRの違いは何ですか?

CTR(クリック率)は「クリック数÷表示回数」で、広告が押されるまでの割合です。CVR(コンバージョン率)は「コンバージョン数÷クリック数」で、押されたあとに成果へ至った割合です。CPA=CPC÷CVRの関係があるため、CPAが悪化したときはクリック単価の上昇かCVRの低下かを分けて確かめます。

CVRは何%あればよいですか?

業界の平均より、自分の目標CPAとクリック単価から逆算します。必要なCVRは「CPC÷目標CPA」で、CPC100円・目標CPA5,000円なら2%です。実績がそれを下回るなら、CVRを上げるかクリック単価を下げない限り目標CPAに届きません。

Google広告のコンバージョン率が100%を超えるのはなぜですか?

複数のコンバージョンアクションを測定している場合や、すべてのコンバージョンを数える設定にしている場合、1回のクリックに対して複数のコンバージョンが記録されるためです。Google広告のヘルプでも、この場合はコンバージョン率が100%を超えることがあると説明されています。