品質スコアとは|Google広告で「—」になる条件と、平均してKPIにしてはいけない理由

品質スコアとは|Google広告で「—」になる条件と、平均してKPIにしてはいけない理由

Google広告のキーワード一覧に品質スコアの列を足すと、1〜10の数字が並び、ところどころに「—」が混ざります。平均して月次レポートに載せたくなる数字ですが、Googleはヘルプでその使い方を避けるよう書いています。では、何のために見る数字なのでしょうか。

品質スコアとは何を表す数字か

キーワードごとの1〜10の診断値で、オークションでは使われない

品質スコアは、他の広告主と比べた広告の品質の目安を、キーワード単位に1〜10で示す診断ツールです。推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性の3要素から算出され、各要素は「平均より上」「平均的」「平均より下」で表示されます。比べる相手は、過去90日間に同じ検索語句で広告が表示された他の広告主です。掲載順位を決める広告ランクは検索のたびに広告の品質を評価し直しており、品質スコアそのものはオークションの評価材料ではありません。確認するには「キーワード」の表示項目を開き、「品質スコア」のセクションから列を追加します。

「—」になるのは、キーワードと完全に同じ検索の件数が足りないとき

品質スコアが「—」になるのは、キーワードと完全に一致する検索の件数が不足して算出できないときです。スコアは完全一致の検索の実績から計算されるため、マッチタイプを変えても値は変わりません。Googleは対処として、キーワードプランナーで検索ボリュームの多い関連語を探すことや、マッチタイプを広げることを挙げています。ただ、CPAが目標内に収まっているキーワードなら、スコアを出すためだけに手を入れる必要はありません。

品質スコアとは|Google広告で「—」になる条件と、平均してKPIにしてはいけない理由

品質スコアを平均してKPIにしてはいけない理由

平均すると、表示回数の少ないキーワードが同じ重さで混ざる

単純平均では、月に10回しか表示されないキーワードも1万回表示されるキーワードも同じ1件として数えられます。Googleも品質スコアはKPIではなく、最適化の対象にしたり他のデータと合算したりすべきではないと明記しています。しかも平均の対象は固定されておらず、スコアの低いキーワードを停止したり、表示回数が減って「—」に変わったりしただけで、広告文もLPも変えていないのに平均品質スコアが上がって見えることがあります。改善を測るなら、表示回数の多いキーワードで「平均より下」が付いた要素を直し、その後のクリック単価やCPAの推移で確かめます。推定クリック率が低いときの打ち手はCTRの改善方法で整理しています。

LINEヤフー広告とMeta広告の近い指標は、物差しが違う

LINEヤフー広告の「品質インデックス」とMeta広告の「広告関連度診断」は品質スコアに近い指標ですが、算出の仕組みも単位も別物で、同じ数字や評価でも意味はそろいません。

媒体 指標 単位と表し方
Google広告 品質スコア キーワードごとに1〜10
LINEヤフー広告 品質インデックス キーワードごとに10段階
Meta広告 広告関連度診断 広告ごとに、他の広告と比べた順位

ADmini(アドミニ)の媒体連携で取得できるのはキーワード単位の費用・クリック・コンバージョンなどで、品質スコアは対象外です。品質スコアは各媒体の管理画面で診断に使い、ADminiの表では費用・クリック・コンバージョンからAIカラムで作ったクリック単価とCPAの推移を追う、と分けておくと迷いません。

まとめ

品質スコアは、キーワードごとにどの要素が他社より劣っているかを示す診断の数字で、平均して追う成果指標ではありません。何のために見るのかと問われれば、直す場所を探すため、です。

まず今週やることは、キーワード一覧を表示回数の多い順に並べて3要素の列を足し、上位10語で「平均より下」が付いた要素を書き出すことです。

どの要素が劣っているかを示すのは品質スコアの仕事で、広告文やLPをどう書き換えるかを決めるのは運用者の仕事です。ADminiが担うのは、書き換えたあとにクリック単価やCPAが動いたかを毎日の表で確かめるところまでです。

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よくある質問

Google広告の品質スコアはどこで確認できますか?

キャンペーンメニューの「キーワード」を開き、表の右上の表示項目アイコンから「キーワードの表示項目を変更」を選び、「品質スコア」のセクションで「品質スコア」「推定クリック率」「広告の関連性」「ランディング ページの利便性」の列を追加します。「品質スコア(履歴)」などの履歴列を追加し、分類で「日」を選ぶと日ごとの変化も確認できます。

品質スコアが「—」と表示されるのはなぜですか?

キーワードと完全に一致する検索の件数が足りず、スコアを算出できないためです。品質スコアは完全一致の検索での実績から計算されるので、マッチタイプを変えても値は変わりません。Googleは対処として、キーワードプランナーで検索ボリュームの多い関連語を探すことや、マッチタイプを広げてデータを集めることを挙げています。

品質スコアと広告ランクの違いは何ですか?

広告ランクは、検索のたびに計算されて広告の掲載可否と掲載順位を決める値です。品質スコアは、過去の実績からキーワードごとに広告の品質の目安を1〜10で示す診断ツールで、オークションの評価材料には使われません。品質スコアは、広告ランクの要素の一つである広告の品質のどこに改善の余地があるかを探すために見ます。

品質スコアの平均をKPIにしてもよいですか?

おすすめしません。Googleは品質スコアをKPIではないとし、最適化の対象にしたり他のデータと合算したりしないよう案内しています。単純平均では表示回数の少ないキーワードも同じ重さで数えられ、「—」になったキーワードが平均から外れるだけで値が動きます。成果はクリック単価やCPAで測り、品質スコアは改善箇所を探す診断に使います。