ADminiのAI日次レポートとは|届く中身と、設定でつまずく場所

朝いちばんに媒体の管理画面を3つ開いて、数字を見て、昨日と比べて、それで15分が消える。広告運用者の方から、この時間をなくしたいという相談をよく受けます。ADmini(アドミニ)のAI日次レポートは、その確認をメール1通に畳むための機能です。ただし「設定すれば全部わかる」という道具ではありません。この記事では、レポートに何が入っているのか、設定でどこがつまずきやすいのか、そして届いたレポートで決まることと決まらないことを分けて説明します。
AIレポートには何が入っているのか
4つのセクションでできている
AI日次レポートは1日1回自動で生成され、4つのセクションで構成されます。KPIスコアカードは選んだ指標について現在値と前日比・前週比・前月比を並べます。短期インサイト(要因分解)は「直近N日とその前のN日」の差を、クリック数の増減なのか単価の変化なのかといった構成要素へ分解します。MMMは媒体別の貢献度と限界ROASを推定するセクションで、どの媒体に次の1万円を寄せるべきかの材料になります。最後のAI総評は、上の3つを短い自然文にまとめたものです。数字を出すのが前の3つ、読み方を1段落に落とすのが最後の1つという分担になっています。

「毎朝メールで届く」はPlus以上の話
ここは先に押さえておくべきところです。AIレポートはプランによって扱いが大きく違います。Freeでは通算1回だけ手動で生成でき、メール配信はありません。初回を生成した翌日以降は停止した状態になります。つまりFreeで確認できるのは「どんなレポートが出るのか」までで、毎朝届く運用にはならないということです。毎日の自動生成とメール配信を前提にするなら、月額3,980円のPlus以上が対象になります。1日あたりにすると約133円で、外注すれば数百万円規模になるMMM(どの媒体に広告費を寄せるべきかがわかる分析)が毎月更新される、という位置づけです。
| プラン | AIレポート | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Free | 通算1回・手動生成のみ・メール配信なし | 出力の中身を1度見て、導入するか判断する |
| Plus(月額3,980円) | 1個 | 担当している案件をまとめて1本のレポートで見る |
| Pro(月額7,980円) | 4個 | クライアントごとにレポートを分ける |
設定でつまずく場所
対象タブとKPIの選び方
設定そのものは、対象タブを選び、KPI指標を選び、要因分解の対象指標を選び、MMMの対象指標と日付列を指定し、メール配信先を登録する、という流れです。手数は多くありませんが、最初の「対象タブ」で結果が決まります。レポートは選んだタブの集計をそのまま読むため、タブの中身が媒体横断で揃っていないと、レポートも揃わない。媒体ごとにタブを分けている状態でレポートを1本作ると、片方の媒体しか見ていないレポートが毎朝届きます。先にデータソースを結合して1つのタブに集約しておくのが順番です。基本の準備はADminiの始め方にまとめてあります。
MMMは日数が足りないと意味のある推定にならない
MMMは媒体別の投下と成果の関係を推定する手法なので、期間が短いと推定が安定しません。配信を始めたばかりのアカウントや、媒体を切り替えた直後は、貢献度の数字が大きく振れます。ここで出た限界ROASを鵜呑みにして予算を動かすと、たまたま調子が良かった週の傾向を追いかけることになります。MMMの数字は推定値であって、確定した実測ではありません。学習に使うデータは週単位で積み上がりますが、定期的な再計算は月に1回です。数回ぶんの更新の推移を見て、同じ向きが続いているかで判断します。
届いたレポートをどう使うか
読む順番を決めておく
レポートが届いても、上から眺めるだけでは前日と何が違うのか頭に入りません。読む順番を固定するのが確実です。まずAI総評を読んで、その日に何が起きたと要約されているかを掴む。次にKPIスコアカードで、その要約が数字と合っているかを確認する。合っていなければ要因分解を開いて、どの構成要素が動いたのかを見る。この3ステップなら2〜3分で終わります。要因分解の読み方は要因分解でCPAの変化の原因を特定する手順で扱っています。
レポートで決まらないこと
AI総評が指摘するのは、数字の上で何が動いたかまでです。クリエイティブが飽きられたのか、季節要因なのか、競合が入札を上げたのかといった原因の特定は、レポートの外にあります。「CPAが上がった」まではレポートが言えますが、「だから次にどのクリエイティブを作るか」はレポートには書けません。毎朝の確認をレポートに任せて浮いた時間を、その判断に回すのが本来の使い方です。

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まとめ
先に限界から書きます。AI日次レポートは、原因を突き止める道具ではありません。数字が動いたことと、どの構成要素が動いたかまでを毎朝そろえて渡してくれる道具です。そのうえで、KPIスコアカード・要因分解・MMM・AI総評の4セクションが1通にまとまり、読む順番を決めておけば朝の確認は2〜3分で終わります。設定で効いてくるのは対象タブの作り方で、媒体横断で揃ったタブを先に用意しておくことが前提になります。プランによって扱いが変わる点も含めて、Freeで一度出力を見てから、毎朝の運用にするかを決めるのが実際的です。ADmini(アドミニ)が引き受けるのは確認の手間で、次に何を作るかの判断は運用者の側に残ります。まず今週やることは、レポートの対象にするタブを1つ決めて、そこに全媒体のデータが入っているかを確認することです。ここが揃っていないレポートは、毎朝届いても使えません。
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よくある質問
ADminiのAI日次レポートには何が含まれますか
KPIスコアカード(現在値と前日比・前週比・前月比)、短期インサイトによる要因分解、媒体別の貢献度と限界ROASを推定するMMM、それらを短くまとめたAI総評の4セクションです。1日1回自動で生成され、設定したメールアドレスへ配信されます(Plus以上。Freeは通算1回・手動生成のみでメール配信はありません)。
AI日次レポートは無料プランでも毎朝届きますか
届きません。Freeでは通算1回だけ手動で生成でき、メール配信はありません。初回を生成した翌日以降は停止した状態になります。毎日の自動生成とメール配信を前提にするなら、Plus以上が対象です。Proでは最大4個のレポートを作成でき、クライアントごとに分けられます。
設定でつまずきやすいのはどこですか
対象タブの選択です。レポートは選んだタブの集計をそのまま読むため、タブが媒体ごとに分かれていると、片方の媒体しか見ていないレポートが毎朝届きます。データソースを結合して1つのタブに集約してから、そのタブをレポートの対象に指定してください。
MMMの限界ROASはそのまま予算配分に使えますか
単週の数字をそのまま使うのは避けてください。MMMは推定であり、配信開始直後や媒体を切り替えた直後は期間が短く数字が振れます。数週間ぶんの推移を見て、同じ向きが続いているかを確認してから予算を動かすほうが安全です。

