CPCとは|クリック単価の計算式と決まり方、CPMとの違いと、媒体をまたいで比べる前にそろえる「1クリック」

CPCとは|クリック単価の計算式と決まり方、CPMとの違いと、媒体をまたいで比べる前にそろえる「1クリック」

同じ月のクリック単価が、Google広告は100円、Meta広告は30円。Metaのほうが3分の1以下の費用で集客できているように見えますが、2つは同じものを割っていないかもしれません。Metaには、いいね!などのクリックまで分母に入れたCPCと、リンクのクリックだけで割ったCPCがあるからです。

CPC(クリック単価)とは|計算式と決まり方

CPCの計算式は「広告費÷クリック数」

CPC(Cost Per Click、クリック単価)は、広告費をクリック数で割った1クリックあたりの費用です。費用60,000円でクリック600回なら100円です。期間のCPCは日別のCPCを平均せず、期間の費用合計をクリック合計で割るのが基本です。安さだけでは良し悪しは決まりません。CPA=CPC÷CVRなので(CVRの計算式と媒体ごとの分母)、CPCが半分でもCVRが3分の1ならCPAは1.5倍です。

クリック単価の決まり方と、CPMとの違い

検索広告のCPCは、入札額ではなくオークションの結果で決まります。運用者が決めるのは1クリックに払ってよい上限(上限クリック単価)で、実際の請求額は、広告ランクの下限値を満たし、1つ下の順位の競合の広告ランクを上回るのに最低限必要な金額です(Google広告ヘルプ「実際のクリック単価」)。上限を下回ることが多く、品質スコアが上がれば同じ順位をより低い単価で取れることもあります。一方、表示1,000回あたりで払う課金がCPMで、Meta広告の多くのキャンペーンはこちらです。この場合のCPCは「CPM÷(CTR×1,000)」で後から出した数字で、CPM500円・CTR1%ならCPCは50円になります。Metaのクリック単価は「払った単価」ではなく「結果の比率」にあたります。

媒体をまたいでCPCを比べる前に「1クリック」をそろえる

Meta広告のCPCには「すべて」と「リンククリック」の2種類がある

Meta広告のCPCは、すべてのクリックで割る「CPC(すべて)」と、リンクのクリックだけで割る「CPC(リンククリックの単価)」に分かれています。

媒体 管理画面の列名 分母に入るクリック
Google広告 平均クリック単価 広告のクリック
LINEヤフー広告 平均CPC 広告のクリック
Meta広告 CPC(すべて) リンクのクリック+リアクション・コメント・シェア・プロフィールへのクリック・画像の拡大など
Meta広告 CPC(リンククリックの単価) リンク先へ進むクリックだけ

再現用サンプルデータでは、Meta広告の費用60,000円・クリック(すべて)2,000回・リンクのクリック800回で、CPC(すべて)は30円、リンククリックの単価は75円です。検索広告にはいいね!やシェアにあたる操作がないため、Google広告のCPCと比べる相手はMetaのリンククリック単価です。

CPCとは|クリック単価の計算式と決まり方、CPMとの違いと、媒体をまたいで比べる前にそろえる「1クリック」

ADminiでMeta広告のCPCを並べるときの注意

ADmini(アドミニ)で各媒体を連携すると費用とクリック数が1日1回取り込まれ、費用÷クリック数の列で媒体別のCPCを並べられます。ただしMeta広告のクリック数は「クリック(すべて)」と同じ数え方なので、計算したCPCは「CPC(すべて)」に当たります。リンククリック単価で並べるなら、広告マネージャから書き出したファイルをExcel・CSVのアップロードで取り込みます(自動では更新されません)。

まとめ

CPCは費用÷クリック数で、Google広告ではオークションの結果として、Meta広告の多くのキャンペーンでは表示課金の結果として決まります。起こりやすい失敗は、Metaの「CPC(すべて)」を見て検索広告の予算をMetaへ移し、リンクのクリックが思ったほど増えずに獲得件数だけが落ちることです。数字を並べる作業は道具に任せられても、どの数字同士なら比べてよいかを決めるのは人の側の仕事です。

まず今週やること:広告マネージャで「CPC(すべて)」と「CPC(リンククリックの単価)」を並べて表示し、2つが何倍離れているかを確かめてください。

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よくある質問

クリック単価(CPC)はどうやって計算しますか?

広告費をクリック数で割って計算します。費用60,000円でクリック600回ならCPCは100円です。期間のCPCを出すときは、日ごとのCPCを平均せず、期間の費用合計をクリック合計で割ります。日別の単価を平均すると、クリックの少ない日の単価が多い日と同じ重みで混ざり、実態からずれます。

上限クリック単価と実際のクリック単価は何が違いますか?

上限クリック単価は、運用者が1クリックに払ってよいと設定する上限です。Google広告で実際に請求されるクリック単価は、広告ランクの下限値を満たし、掲載順位が1つ下の競合の広告ランクを上回るために最低限必要な金額で、上限を下回ることが多くあります。広告の品質が上がると、同じ順位をより低い単価で取れる場合があります。

Meta広告の「CPC(すべて)」と「CPC(リンククリックの単価)」はどちらを見ればいいですか?

Google広告など他の媒体と比べるときや、サイトへの集客の費用を見るときは「CPC(リンククリックの単価)」を見ます。「CPC(すべて)」はいいね!・コメント・シェア・プロフィールへのクリックや画像の拡大表示まで分母に含むため、リンク先へ進んだ人1人あたりの費用より安く出ます。

CPCとCPMの違いは何ですか?

CPCはクリック1回あたりの費用、CPMは広告の表示1,000回あたりの費用です。クリックされたときに課金される広告ではCPCが払った単価になり、表示で課金される広告ではCPCは「CPM÷(CTR×1,000)」で後から出した結果の比率になります。CPM500円・CTR1%ならCPCは50円です。CPCが安いだけでは良し悪しは決まらず、CPA=CPC÷CVRでCVRとあわせて判断します。