CPIとは|アプリ広告のインストール単価の計算式と、媒体ごとに「1インストール」の数え方が違う問題

CPI(Cost Per Install)は、アプリが1回インストールされるのにかかった広告費です。計算は割り算1回で済みますが、Google広告とMeta広告のCPIを並べると、同じ期間・同じアプリなのに合計インストール数が実数より多くなることがあります。原因は計算式ではなく、分母の「1インストール」を誰がどう数えているかにあります。
CPIとは|計算式とインストールの数え方
CPIの計算式
CPIは「広告費 ÷ インストール数」で求めます。広告費30万円で1,500インストールなら、CPIは200円です。リワード広告などのインストール課金型の広告では、CPIがそのまま1件あたりの支払額になります。クリック課金などで配信している場合のCPIは、あとから割り算で出す結果の指標です。
媒体によって「1インストール」の中身が違う
分母のインストール数は、媒体ごとに数え方が違います。Google広告のアプリキャンペーンでは、端末へのダウンロードを数える「インストール」と、初めてアプリを開いた時点で数える「初回起動」のどちらかで新規ユーザーを計測します(Google Playと連携したAndroidアプリはダウンロード時点、Firebaseや外部の計測ツール経由とiOSアプリは初回起動で計上)。初回起動で数えると、ダウンロードしたまま開かれなかった分が分母から抜けるため、同じ配信でもCPIは高めに出ます。
各媒体は自社の広告への接触を基準にインストールを数えるため、それぞれの計測期間内に両方の広告に触れてからインストールした1人は、両方の管理画面で1件ずつ数えられることがあります。
| 媒体 | インストールの数え方 | 計測期間(初期設定) |
|---|---|---|
| Google広告(アプリキャンペーン) | 「インストール」または「初回起動」のどちらか | 動画を10秒以上視聴:2日、表示のみ:1日(クリック後は設定による) |
| Meta広告 | SDKまたは計測ツールから送られたインストールのイベント | クリック後7日・表示後1日など(広告セットのアトリビューション設定による) |
CPIで判断してよい場面と、いけない場面
安いCPIが売上につながらない理由
インストールしたあと一度も使われないユーザーが多い配信ほどCPIは安く出やすく、CPIは「入ってもらう費用」であって「使ってもらう費用」ではないからです。CPIで比べてよいのは、同じ媒体・同じ計測設定の中でクリエイティブや入札を比べる場面までで、媒体をまたいでCPIの安さで予算を寄せると、計上の重複や計測期間の差まで比べることになります。予算を動かす判断には、会員登録や初回課金といったインストール後の行動の単価と、LTVから逆算した上限を使います。

ADmini(アドミニ)では、インストールだけをコンバージョンとして数えているキャンペーン(Meta広告は連携時の「CVとして数えるアクション」でアプリインストールを選んだ場合)なら、費用とコンバージョンから数式カラムでCPIを出し、媒体別に並べられます。ただし媒体が数えた件数をそのまま使うため、重複計上を取り除くことはできません。CPI以外にも媒体ごとに定義が割れる指標は多く、広告指標の一覧で並べて比べられます。
まとめ
CPIの計算式は共通で、違うのは分母です。インストールと初回起動のどちらで数えるか、何日以内の接触を計上するかが媒体ごとに異なります。CPIを読むのは同じ媒体の中の比較までにとどめ、予算の判断はインストール後の行動の単価で行います。ツールが担うのは同じ定義で並べるところまでで、どの行動を成果と呼ぶかを決めるのは運用者です。
まず今週やること:配信中の各媒体で、インストールを「インストール」と「初回起動」のどちらで数えているか、計測期間が何日かを管理画面で確認し、1枚の表に書き出してください。
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よくある質問
広告のCPIとは何ですか?
CPIはCost Per Installの略で、アプリが1回インストールされるのにかかった広告費です。「広告費 ÷ インストール数」で計算します。広告費30万円で1,500インストールなら、CPIは200円です。インストール課金型の広告では、CPIがそのまま1件あたりの支払額になります。
CPIとCPAの違いは何ですか?
CPIは分母がインストール数に限られた指標で、CPAは分母に会員登録や購入など任意の成果を置く指標です。アプリ広告では、インストールまでの費用をCPI、インストール後の会員登録や初回課金までの費用をCPAとして分けて見るのが一般的です。予算の判断には、売上に近いインストール後の行動のCPAを使います。
Google広告とMeta広告でインストール数の合計が実数より多いのはなぜですか?
両方の広告に触れてからインストールしたユーザーを、それぞれの媒体が自分の成果として1件ずつ数えるためです。Meta広告はクリック後7日・表示後1日など広告セットのアトリビューション設定、Google広告のアプリキャンペーンは表示後1日などの計測期間でインストールを計上します。重複を除いた件数は、媒体の管理画面を足し合わせても得られません。
CPIが安い配信ほど良い配信ですか?
そうとは限りません。インストール後に一度も使われないユーザーが多い配信ほど、CPIは安く出やすいからです。CPIは同じ媒体・同じ計測設定の中でクリエイティブや入札を比べる用途にとどめ、予算配分は会員登録や初回課金の単価、LTVから逆算した上限と比べて判断します。
