エンゲージビューコンバージョンとは|Google広告の動画は何秒見たら成果に入るか(10秒・5秒)と、ビュースルーとの違い

エンゲージビューコンバージョンとは|Google広告の動画は何秒見たら成果に入るか(10秒・5秒)と、ビュースルーとの違い

YouTube広告で、クリック3件なのにコンバージョンが20件付いている。動画が効いたのか、数え方のせいか。この差の多くは、Google広告がクリックしていない視聴者のコンバージョンも「コンバージョン」列に入れる仕組みから来ています。その中身がエンゲージビューコンバージョン(EVC)です。

エンゲージビューコンバージョンとは何を数えた数字か

クリックせずに一定時間見た人が、あとからコンバージョンした件数

エンゲージビューコンバージョンは、動画広告をクリックせず決まった秒数以上見た人が、計測期間内に別の経路でコンバージョンしたときに記録される数字です。見たあとで検索し直して申し込む人を拾う枠で、デマンド ジェネレーションやP-MAXの動画にも適用され、秒数はフォーマットで変わります。

広告フォーマット 「見た」とみなす条件
スキップ可能なインストリーム広告 10秒以上の視聴(10秒未満の広告は最後まで)
インフィード広告 5秒以上の視聴
YouTubeショート広告 5秒以上の視聴、または行動を促すボタンのクリック

計測期間はコンバージョンアクションごとに決まり、ウェブのコンバージョンは既定で3日です(「目標」→「概要」→対象のアクション→「設定を編集」で変更)。GA4も2026年8月11日から、3日固定だった期間を1〜30日で選べるようになりました。延ばせば件数が増えるので、計測期間を変えた月の前後は比べないのが原則です。

ビュースルーコンバージョンとの違いは「見た深さ」と「入る列」

ビュースルーコンバージョンは広告が表示されただけの人を数え、エンゲージビューは決まった秒数まで見た人を数えます。エンゲージビューは「コンバージョン」列と「すべてのコンバージョン」列に含まれる一方、ビュースルーは専用の「ビュースルー コンバージョン」列に分かれます。1人に複数の接点があった場合、Googleのヘルプはクリック、エンゲージメント、表示の順に優先すると説明しています。

エンゲージビューコンバージョンとは|Google広告の動画は何秒見たら成果に入るか(10秒・5秒)と、ビュースルーとの違い

Meta広告の似た枠は条件が別です(Metaの「エンゲージスルー」の数え方)。YouTubeアナリティクスの「エンゲージビュー」は運営者向けの視聴回数で、別物です。

エンゲージビューを含んだCPAで判断してよい条件

検索広告のCPAと並べる前に「広告イベントタイプ」で分ける

動画キャンペーンのCPAを検索キャンペーンと比べてよいのは、エンゲージビューの分を分けたあとです。「分類」→「コンバージョン」→「広告イベントタイプ」を選ぶと、クリック経由と視聴経由(「インタラクション」)が別の行に分かれます。クリック経由だけのCPAが目標の倍でも、視聴経由が7割なら、その動画を止めるかはクリック経由のCPAだけでは決められません。

ただし、10秒見た人が広告なしでも買っていたかどうかは、この数字からは分かりません。購入予定だった既存顧客が動画を見ても、その注文はエンゲージビューに入ります。広告が成果を増やしたかは、配信を止めた期間や地域と比べる検証で確かめます(施策の効果を確かめる方法)。

ADminiで見るときは、動画キャンペーンを別の行に置く

ADmini(アドミニ)でGoogle広告を連携した場合も、コンバージョン数は管理画面の「コンバージョン」列と同じくエンゲージビューを含む数字として扱うのが安全です。連携の軸に広告イベントタイプはないため、動画キャンペーンと検索キャンペーンを別の行に並べてCPAを読むのが現実的で、視聴経由の内訳は管理画面で見ます。

まとめ

クリックが少ないのにコンバージョンが多い動画キャンペーンでは、見ただけの人を数える枠が働いています。店頭のチラシを10秒読んだ人が翌日来店したとき、その来店をチラシの成果に数えるのと同じで、数える価値はあってもチラシが連れてきたとは言い切れません。まず今週は、動画キャンペーンを広告イベントタイプで分け、コンバージョンのうち視聴経由が何割かを一度だけ書き出してみてください。

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よくある質問

エンゲージビューコンバージョンとは何ですか?

Google広告の動画広告を、クリックせずに決まった秒数以上見た人が、計測期間内に別の経路からコンバージョンしたときに記録される数字です。標準の「コンバージョン」列と「すべてのコンバージョン」列の両方に含まれます。

エンゲージビューコンバージョンは何秒見たら数えられますか?

広告フォーマットで異なります。スキップ可能なインストリーム広告は10秒以上(10秒未満の広告は最後まで)、インフィード広告は5秒以上、YouTubeショート広告は5秒以上の視聴か行動を促すボタンのクリックが条件です。

エンゲージビューコンバージョンとビュースルーコンバージョンの違いは何ですか?

ビュースルーコンバージョンは広告が表示されただけの人を数え、専用の「ビュースルー コンバージョン」列に入ります。エンゲージビューコンバージョンは決まった秒数まで見た人を数え、標準の「コンバージョン」列に入ります。複数の接点がある場合はクリック、エンゲージメント、表示の順に優先されます。

エンゲージビューコンバージョンを除いたCPAはどう確認しますか?

Google広告のキャンペーン画面で「分類」→「コンバージョン」→「広告イベントタイプ」を選ぶと、クリック経由と視聴経由のコンバージョンが別の行に分かれます。キャンペーン全体の費用を、クリック経由の行のコンバージョン数で割れば、視聴経由を除いたCPAになります。