ADminiのデータ結合の使い方|縦結合と横結合の使い分けと、全媒体合算ビューを作る順番

ADminiのデータ結合の使い方|縦結合と横結合の使い分けと、全媒体合算ビューを作る順番

Google広告とMeta広告の合算CPAを、毎月電卓で出している。広告運用者の方から、こうした相談をよく受けます。媒体をまたいだ数字を1つにするには、データを結合する工程が要ります。ところが結合には2種類あって、どちらを選ぶかは好みではなく、解きたい問題のほうで決まります。選び間違えると、行数が倍に膨れた表や、1行も出てこない空の表ができます。ここでは、ADmini(アドミニ)の縦結合と横結合の違いから、全媒体合算ビューを作る順番までをたどります。

2種類の結合は、解く問題が違う

縦結合は同じ形の表を積み、横結合は別の形の表を横につなぐ

縦結合は、同じ列構成のデータを下に積み上げる操作です。Google広告・LINEヤフー広告・Meta広告のように、日付・費用・クリック数・コンバージョンという同じ形をした3つの表を1本にまとめるときに使います。行数は3媒体分の合計になり、列の数は変わりません。

横結合は、違う形の表を共通のキーで左右につなぐ操作です。日付をキーに、広告の配信実績とサイト側の行動データを1行にまとめるような場面がこれにあたります。行数は原則そのままで、列が増えます。2つの違いは次のとおりです。

  縦結合 横結合
必要な前提 列の意味がそろっていること 突き合わせるキーが一致すること
典型的な用途 全媒体合算ビュー 配信実績と別データの紐づけ
失敗の出方 違う意味の列が同じ列に積まれる 0行になる、または行が増殖する

自動マッピングが効くのは、列名がそろっていないデータを積むとき

縦結合の画面では、どの列とどの列を同じ列として扱うかをマトリクスで指定します。意味の近い列は自動で配置されるため、多くの場合は確認するだけで済みます。

この機能がいちばん効くのは、媒体連携のデータと手元のファイルを混ぜるときです。API連携で取り込んだデータは列がそろった状態で入ってきますが、代理店から受け取ったCSVや自分で作ったスプレッドシートは、列名も並び順も自由です。自動配置は出発点であって、正解の保証ではありません。「費用」と「予算」のように字面が近くて意味が違う列は、人が見て直す必要があります。

ADminiのデータ結合の使い方|縦結合と横結合の使い分けと、全媒体合算ビューを作る順番

全媒体合算ビューを作る順番

縦結合で積んでから、集計の側で合算CPAを出す

全媒体合算は、縦結合してから集計する順番で作ります。先に媒体ごとのCPAを出しておいて、あとで平均する順番では正しい値になりません。

手順は3つです。まず各媒体のデータソースを縦結合で1本にまとめます。次に、媒体名の列を残しておきます。最後に集計側で、費用の合計をコンバージョンの合計で割ります。媒体名の列を残しておくと、合算値と媒体別の値を同じ表で切り替えられます。なぜ合計してから割る必要があるのかは、広告指標の一覧と合算の可否で数値つきに整理しています。

横結合は、キーの形をそろえてからつなぐ

横結合でつまずく原因は、ほぼキーにあります。片方が日付型でもう片方が文字列、片方が「2026/09/01」で片方が「2026-09-01」といった食い違いです。ADminiの横結合では、キーの型を文字列・数値・日付のいずれかに変換したうえで突き合わせられます。

つなぎ方も4種類から選べます。両方にある行だけを残すか、左側を基準に残すか、右側を基準にするか、どちらかにあれば残すか。迷ったら、まず両方にある行だけを残す設定で件数を確認します。想定より極端に少なければ、キーの形が合っていない可能性が高くなります。

ここまでの2工程は、ADmini(アドミニ)の画面の中で完結します。媒体ごとにCSVを書き出して貼り合わせる往復がなくなるだけで、月末に使う時間は変わります。

ADminiのデータ結合で、複数媒体のデータを1本にまとめて合算CPA・合算ROASを出せます。ADminiなら無料で始められます。無料で試してみる →

ADminiのデータ結合の使い方|縦結合と横結合の使い分けと、全媒体合算ビューを作る順番

結合でつまずく場所と、先に知っておく制約

結果が0行になったら、保存する前に気づける

横結合の設定画面では、保存前にプレビューが出ます。突き合わせた結果が0行だった場合は赤いバナーが表示され、保存ボタンが押せなくなります。空の結合を作ってしまい、あとでダッシュボードが白紙になる事故は、この時点で止まります。

0行になったときに確認する順番は決まっています。キーの型、次に値の書式、最後にそもそも期間が重なっているか。3媒体のうち1つだけ取り込み開始日が新しければ、重なる日が存在しないこともあります。

結合データソースは上限に数えないが、元のデータが正本であることは変わらない

結合して作ったデータソースは、データソース数の上限にカウントされません。Freeの3件、Plusの10件といった上限は、Google広告やMeta広告といった元のデータソースに対して効きます。組み合わせをいくつ試しても上限を圧迫しないため、設計を変えながら試せます。

一方で、結合はあくまで元のデータから作られる派生物です。元のデータソースに取り込み漏れがあれば、結合結果にもそのまま現れます。合算した数字が実感と合わないときは、結合の設定より先に、各媒体のデータが正しく取り込めているかを見に行くほうが早く解決します。媒体をまたいだ運用全体の考え方は複数媒体の一元管理にまとめています。

まとめ

縦結合は同じ形の表を下に積む操作で、全媒体合算ビューを作るときに使います。横結合は違う形の表をキーで左右につなぐ操作で、配信実績と別のデータを1行にまとめるときに使います。合算CPAは、縦結合で積んでから集計側で合計同士を割る順番で出します。横結合でつまずいたら、キーの型と値の書式、期間の重なりを順に確認します。

まず今週やることは1つです。いま使っている媒体のデータソースを縦結合で1本にまとめ、媒体名の列を残したまま費用とコンバージョンの合計を出してみてください。手計算していた合算CPAが、その場で出ます。はじめ方から確認したい場合はADminiの始め方から進めてください。

では、結合さえ済ませれば媒体横断の数字は信じてよいのでしょうか。そうはなりません。結合が保証するのは、数字が同じ表に並ぶところまでです。媒体ごとに何を成果として数えているかがずれていれば、きれいに並んだ合算値もずれたまま出てきます。定義をそろえる判断は運用者の側に残り、ADminiが引き受けるのは、そろえたあとの集計と更新の手間です。ADminiのデータ結合から試してみてください。ADminiなら無料で始められます。無料で試してみる →

よくある質問

ADminiの縦結合と横結合はどう使い分けますか?

同じ列構成のデータを1本にまとめたいときは縦結合、違う形のデータを共通のキーで1行にまとめたいときは横結合です。Google広告・LINEヤフー広告・Meta広告のように形がそろったデータを積んで全媒体合算ビューを作るのが縦結合、日付をキーに配信実績と別のデータを紐づけるのが横結合になります。

全媒体の合算CPAはどうやって出しますか?

縦結合で各媒体のデータを1本に積み上げ、そのあとで集計側で費用の合計をコンバージョンの合計で割ります。順番が逆になり、媒体ごとのCPAを先に出してから平均すると、分母の大きさの違いが無視されて実態からずれます。媒体名の列を残しておくと、合算値と媒体別の値を同じ表で切り替えられます。

横結合の結果が0行になるのはなぜですか?

突き合わせるキーが一致していないためです。片方が日付型でもう片方が文字列、あるいは「2026/09/01」と「2026-09-01」のような書式違いが典型で、期間そのものが重なっていない場合もあります。ADminiでは保存前のプレビューで0行が検出されると赤いバナーが出て保存ボタンが押せなくなるため、空の結合を作ってしまう前に気づけます。

データ結合はデータソース数の上限にカウントされますか?

カウントされません。結合して作ったデータソースは上限の対象外で、Freeの3件やPlusの10件といった上限は、Google広告やMeta広告といった元のデータソースに対して効きます。組み合わせをいくつ作っても上限を圧迫しないため、設計を変えながら試せます。