LINEヤフー広告の画像規格変更で7月22日に配信が止まった|止まった広告の見つけ方と差し替え手順

LINEヤフー広告の画像規格変更で7月22日に配信が止まった|止まった広告の見つけ方と差し替え手順

2026年7月22日、LINEヤフー広告のディスプレイ広告で、変更後の最小ピクセルサイズを満たさない画像を設定した広告の配信が停止されました。入稿の制限は5月25日から始まっていたので、「入稿できないだけで、動いているものは大丈夫だろう」と受け止めていた方もいるはずです。実際には、既存の配信も対象でした。7月22日以降、特定のキャンペーンだけインプレッションが落ちているなら、真っ先に疑うべきはこれです。原因を入札や競合の動きに求める前に、画像の解像度を確認してください。以下では、止まっている広告の特定から差し替えまでの手順と、同じ形の事故を今後どこで止めるかを整理します。

7月22日に何が止まったのか

変更されたのは最小ピクセルサイズで、対象は8つのアスペクト比

今回の措置は、画像の縦横比そのものの変更ではなく、各アスペクト比に対して要求される最小ピクセルサイズの引き上げです。スマートフォンの高解像度化で広告の画質が粗く見える状況を改善する目的だと説明されています。対象と数値は次のとおりです。

アスペクト比 変更前の最小サイズ 変更後の最小サイズ 推奨サイズ
1:1 300×300 600×600 1200×1200
6:5 300×250 600×500 1200×1000
16:5 320×100 640×200 1280×400
32:5 320×50 640×100 1280×200
39:5 468×60 936×120 936×120
728:90 728×90 1456×180 1456×180
4:15 160×600 320×1200 320×1200
1:2 300×600 600×1200 600×1200

なお、動的ディスプレイ広告で使う商品画像やロゴ画像、キャンペーンバナーは今回の引き上げの対象外です。棚卸しを始める前に、対象がレスポンシブ(画像)などに限られることを確認してください。

見てのとおり、多くはちょうど2倍です。数年前に作った300×250のバナーをそのまま回していたアカウントは、ほぼ全滅と考えたほうが早いでしょう。古い資産を使い回している運用ほど影響が大きく、逆に毎四半期クリエイティブを作り直しているアカウントでは1枚も引っかからないこともあります。

5月25日の入稿停止と7月22日の配信停止は別の措置

この件が見落とされやすかった理由は、告知が2段階だったことにあります。5月25日に始まったのは新規登録とその画像を使った広告作成の停止で、すでに配信中の広告には手が入っていませんでした。7月22日はその続きで、規格を満たさない画像を設定している広告の配信そのものが止まりました。前者を「入稿ルールが厳しくなった」と読んで既存配信を確認しなかった場合、2か月弱の猶予をまるごと使い切ったことになります。

猶予期間を挟む段階的な適用は、媒体側の配慮であると同時に、告知の受け手にとっては危険な形式でもあります。1回目の告知を読んだ時点で「自分には関係ない」と判断すると、2回目の適用日を確認しないまま通過してしまうからです。LINEヤフー広告では2026年に入って仕様変更が続いており、LINEヤフー広告への移行手順の記事で扱った統合の流れも、同じく段階的なスケジュールで進みました。

LINEヤフー広告の画像規格変更で7月22日に配信が止まった|止まった広告の見つけ方と差し替え手順

止まった広告を見つけて差し替える手順

管理画面のアラートから対象を洗い出す

対象の特定は管理画面から行います。規格を満たさない画像を使っている広告にはアラートのアイコンが表示されるため、まずはこれを手がかりに広告一覧を確認してください。件数が多いアカウントでは、画像一覧側から最小サイズを下回るものを抽出したほうが早い場合もあります。

あわせて確認しておきたいのが、実際に配信が止まった範囲です。アラートの有無だけでは、その広告が主力だったのか予備だったのかがわかりません。7月21日と22日でキャンペーン別・広告別のインプレッションを比較し、落ち込みの大きい順に対応の優先度を決めます。広告グループ内の1枚だけが止まっている場合、他の広告が配信を吸収して総インプレッションはあまり動かないこともあります。そのときも、止まった1枚が最もCVを取っていた可能性は残るので、CV数のほうも見てください。

差し替えは拡大ではなく元データからの書き出しで行う

差し替えのとき、既存の300×250を600×500へ引き伸ばして再入稿するのは避けてください。規格上は通りますが、今回の変更が画質の改善を目的にしている以上、補間で水増しした画像は目的に反します。表示上もぼやけたまま配信されます。IllustratorやFigmaの元データが残っているなら、そこから推奨サイズで書き出し直すのが正しい手順です。元データが失われている古いバナーについては、この機会に作り直す対象として扱ったほうが結果的に早く済みます。

作業量を見積もる目安として、1アカウントあたりの差し替え枚数を先に数えてください。10枚程度なら当日中に終わりますが、100枚を超えるなら制作の外注も含めて計画が要ります。「全部を今日中に戻す」ことが正解とは限りません。消化額の大きい広告から順に戻し、稼働の少ない広告は作り直しのタイミングに合わせるという分け方のほうが、限られた時間では合理的です。入稿まわりの確認漏れを仕組みで減らす方法は広告の設定ミス・入稿ミスを防ぐチェックリストにまとめています。

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同じ事故を繰り返さないために

媒体の告知を運用フローのどこで拾うか決める

今回の件で本当に効いたのは、画像サイズの知識ではなく、告知を読む習慣の有無でした。2026年前半のLINEヤフー広告だけでも、次のような変更が続いています。

  • 5月25日 規格未満の画像の新規入稿・広告作成の停止
  • 7月6日 LINEアプリの友だちタブへの配信開始(レスポンシブ画像、1:1・1.91:1・3:2が対象)
  • 7月15日から順次 検索広告の掲載位置の変更
  • 7月22日 規格未満の画像を使う広告の配信停止

これだけの頻度になると、思い出したときに公式サイトを見る運用では追いきれません。週次のルーティンに「媒体の告知ページを確認する」を明示的に入れて、確認したことをチェックリストに残す形にしてください。フリーランスや1人マーケターの場合、この15分を確保できるかどうかが、事故の有無を分けます。検索広告側の直近の変更点はLINEヤフー広告 検索広告の2026年アップデート対応ガイドで整理しています。

配信量の急減に気づける監視を先に用意する

告知を読み落としても、配信量の異常に気づければ被害は1〜2日で止まります。逆に、月次のレポートでしか数字を見ていない運用では、気づくのは翌月のレポート作成時になります。ここで必要なのは高度な分析ではなく、前日比のインプレッションと消化額を毎朝見るだけの単純な定点観測です。

ADmini(アドミニ)は、Google広告・LINEヤフー広告・Meta広告・GA4のデータを毎朝自動で取得して1つの表に揃えるツールです。前日比・前週比を並べたスコアカードを作っておけば、特定媒体だけが落ちた日にその場で気づけます。異常値のしきい値を決めて通知を出すこともできます。ただし、通知が教えてくれるのは「落ちた」ことまでで、原因が媒体の仕様変更なのか、季節要因なのか、入札の問題なのかを判定するのは運用者の仕事です。日々の定点観測の組み立て方は毎朝の広告チェックを5分で終わらせる方法にまとめています。

LINEヤフー広告の画像規格変更で7月22日に配信が止まった|止まった広告の見つけ方と差し替え手順

まとめ

ありがちな失敗の形を1つ書いておきます。告知メールは読んだ、対応が必要なことも理解した、しかし「入稿できないだけ」と解釈して既存配信の棚卸しをせず、適用日の翌週にクライアントから「先週から数字が落ちている」と連絡が来る——という流れです。原因の特定に半日、差し替えに2日、そのあいだの機会損失はそのまま残ります。仕様変更で失点するのは、知らなかった人よりも、知っていて確認を後回しにした人のほうが多いのが実際のところです。

まず今週やることを1つ挙げるなら、LINEヤフー広告の管理画面を開いて、ディスプレイ広告のアラート表示をすべて確認してください。0件なら影響なし、1件でもあるならその広告のインプレッション推移を7月21日と比較する。ここまでを30分で終えれば、状況は把握できます。ADminiのAI日次レポートを使えば、こうした急変を翌朝のレポートで拾えます。ADminiなら無料で始められます。無料で試してみる →

よくある質問

LINEヤフー広告の画像サイズはいつから配信停止になりましたか?

2026年7月22日に、変更後の最小ピクセルサイズを満たさない画像を設定している広告の配信が停止されました。これに先立ち、2026年5月25日から規格未満の画像の新規登録とその画像を使った広告作成が停止されています。入稿制限と配信停止は別の措置なので、5月時点で「入稿できないだけ」と判断していた場合は、既存配信の確認が必要です。

どのアスペクト比の画像が対象ですか?

1:1、6:5、16:5、32:5、39:5、728:90、4:15、1:2の8種類です。たとえば1:1は最小300×300から600×600へ、6:5は300×250から600×500へ引き上げられました。多くが従来の2倍の数値になっているため、数年前に作った小さいサイズのバナーを使い回しているアカウントは広範囲で影響を受けます。

既存の画像を拡大して再入稿しても問題ないですか?

規格上は通りますが、推奨しません。今回の変更はスマートフォンの高解像度化に伴う画質改善が目的なので、補間で引き伸ばした画像は表示上もぼやけたまま配信されます。IllustratorやFigmaなどの元データから推奨サイズで書き出し直してください。元データが残っていない古いバナーは、この機会に作り直す対象として扱うほうが結果的に早く済みます。

自分の広告が止まっているかどうかは、どう確認すればいいですか?

管理画面で規格を満たさない画像を使っている広告にアラートのアイコンが表示されるため、まず広告一覧で確認します。あわせて7月21日と22日でキャンペーン別・広告別のインプレッションとCV数を比較し、落ち込みの大きい順に差し替えの優先度を決めてください。広告グループ内の他の広告が配信を吸収して、総インプレッションでは変化が見えにくい場合があります。