ADminiのMeta広告連携ガイド|キャンペーン・広告セット・広告単位で取り込む設定とCVアクションの選び方

Meta広告のデータを手元に持ってくる作業は、Google広告のそれと似ているようで、途中に一つだけ独特の分岐が挟まります。「何をコンバージョンとして数えるか」を接続時に選ぶ工程です。ここを流して進めると、取り込んだ後にCV数が管理画面と合わず、原因を探すところからやり直しになります。ADmini(アドミニ)の接続画面で決めることは2つあり、どちらもGoogle広告連携には出てこない分岐です。
接続の前に決める2つのこと
粒度はキャンペーン・広告グループ・広告の3つ
1つのデータソースが持てる粒度は1つで、Meta広告で選べるのはキャンペーン、広告グループ、広告の3階層です。Google広告やLINEヤフー広告の検索広告で選べるキーワード・検索語句の枝は、Meta広告には存在しません。検索語句に相当する概念が媒体側にないためで、これは設定で解決できる話ではありません。日別の推移とクリエイティブ別の比較を両方見たい場合は、粒度の違うデータソースを2つ作る形になります。Freeプランではデータソースが3件までなので、ここで枠を使い切らないよう先に配分を考えておくと後が楽です。
コンバージョンとして数えるアクションを選ぶ
Meta広告では、購入・カート追加・リード登録といったアクションが1つの配信に対して同時に記録されます。そのため「CV数」という単一の数字が媒体側に存在せず、どのアクションを合算するかを利用者が指定する必要があります。ADminiの接続画面では、標準アクションに加えてそのアカウントに設定されているカスタムコンバージョンも名前付きで一覧に出るため、そこから選びます。既定は購入(omni_purchase)です。ここで選んだアクションの値がCV数の列に、対応する金額がコンバージョン値の列に集計されます。複数選べば合算になるため、リード獲得と購入を同じアカウントで走らせている場合は、分けて見たいのか合算したいのかを先に決めておく必要があります。なお、購入(全チャネル)と個別の購入アクションのように重複計上になり得る組み合わせは、選択の時点で弾かれます。どのアクションを選ぶかの考え方はMeta広告のアクション別成果指標の仕組みとあわせて確認しておくと決めやすくなります。
| 粒度 | 必ず入る列 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| キャンペーン | 日付・キャンペーンID・キャンペーン名 | 予算配分の判断、媒体横断の合算 |
| 広告グループ | 上記+広告グループID・広告グループ名 | ターゲティング別の比較 |
| 広告 | 上記+広告ID・広告名 | クリエイティブ別の成果比較 |

接続の手順
広告アカウントを選び、レポート種別とカラムを決める
データソースの追加からMeta広告を選ぶと、Metaアカウントでの認証を経て、権限のある広告アカウントの一覧が表示されます。アカウントを選んだ後がカラム設定のステップで、ここで粒度(レポート種別)を選ぶと、その粒度で取得できる列だけが選択肢に絞られます。インプレッション数・クリック数・コスト・CV数・コンバージョン値は全粒度で選べます。デバイスは任意の追加軸で、選ぶと配信データがデバイスごとに分かれて行数が増えます。日次の推移だけを見たい段階では外しておくほうが表は読みやすくなります。手順の全体像はGoogle広告の場合とほぼ同じなので、Google広告連携の設定手順を先に通しておくと迷いません。
取得開始日を決める
最後に、どこまで遡ってデータを取るかを指定します。ここで長く取りすぎると初回の取り込みに時間がかかり、短すぎると前年同月比が見られません。実務上の目安は、前年比を見る予定があるなら13か月前から、直近の改善に集中するなら3か月前からです。接続後は1日1回の自動更新で最新日まで追加されていくため、開始日は「過去をどこまで持つか」だけの判断になります。更新は通常AM4時台から9時前の間に走り、失敗した場合は正午前までに再試行されます。朝いちばんで開いたときに前日分が入っていないことがあるのは、この再試行に回っているためです。
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取り込んだ後につまずきやすい点
「広告グループ」という列名の中身は広告セット
取り込んだ表を開いて最初に戸惑うのは、Metaで広告セットと呼ばれている階層が「広告グループ」という列名になっていることです。これは媒体をまたいで同じ構造を比較できるよう、3媒体の階層名を共通の呼び方に揃えているためです。Google広告の広告グループ、LINEヤフー広告の広告グループ、Meta広告の広告セットが、同じ列に入ります。媒体横断でデータを縦に積むときにはこの統一が効きますが、Metaの管理画面と見比べながら作業しているときは読み替えが要ります。列の表示名は変更できるので、Meta単体で見る用途が多いなら「広告セット名」に直しておくと混乱が減ります。
関連性診断の3指標は近似値として読む
広告粒度では、広告の関連性・推定クリック率・LPの利便性という3つの列が選べます。中身はMetaの品質ランキング、エンゲージメント率ランキング、コンバージョン率ランキングです。Google広告の品質スコア関連指標と同じ列に収まるよう対応づけられていますが、算出方法は媒体ごとに異なるため、媒体をまたいで数値を比較する使い方には向きません。同じ媒体の中で、どのクリエイティブが相対的に弱いかを見るための指標として扱うのが安全です。同様に、広告アセットの充実度と最終ページURLはMeta広告では取得できません。これらの列を使ったビューを他媒体で作っている場合、Meta分だけ空になります。媒体をまたいで1つの表にまとめる手順はデータ結合機能の使い方にまとめてあります。

まとめ
Meta広告の連携でつまずく箇所は、粒度が3階層しかないこと、CVとして数えるアクションを自分で選ぶこと、列名が媒体共通の呼び方に揃っていることの3つに集約されます。どれも接続時に一度決めれば、あとは自動更新に任せられます。では、決めた後に人がやることは何も残らないのかというと、そうではありません。選んだCVアクションが事業の目的と合っているかを定期的に見直す作業は残りますし、キャンペーンの目的を変えたときに、それまでの数字と地続きで比べてよいかの判断も人の側にあります。ADmini(アドミニ)が引き受けるのは取得と整形までで、その数字をどう読むかは変わらず運用者の領分です。まず今週やることを1つ挙げるなら、Meta広告の管理画面を開いて、いま成果指標として見ているアクションの名前を正確に控えてください。接続画面でそれを選ぶだけで、取り込み後のCV数のずれはほぼ起きなくなります。使い始めの流れはADminiの始め方にまとめてあります。
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よくある質問
ADminiのMeta広告連携ではどの粒度でデータを取得できますか
キャンペーン・広告グループ・広告の3階層です。1つのデータソースにつき粒度は1つで、Google広告やLINEヤフー広告の検索広告で選べるキーワード・検索語句の粒度は、Meta広告には該当する概念がないため選択できません。複数の粒度を並行して見たい場合は、粒度ごとにデータソースを分けて作成します。
Meta広告のCV数が管理画面と合わないのはなぜですか
接続時に選んだコンバージョンアクションと、管理画面で見ている指標が一致していない可能性が高いです。Meta広告は購入・カート追加・リード登録などのアクションを同時に記録するため、どれをCVとして数えるかを接続時に指定します。既定は購入です。複数選んだ場合は合算されるため、管理画面で単一アクションを見ていると差が出ます。
「広告グループ」列にはMetaのどの階層が入りますか
Meta広告の広告セットが入ります。3媒体の階層名を共通の呼び方に揃えているためで、媒体横断で比較するときにはこの統一が役立ちます。Meta単体で見る用途が多い場合は、列の表示名を「広告セット名」に変更しておくと管理画面と見比べやすくなります。
取得開始日はどのくらい前に設定すべきですか
前年同月比を見る予定があるなら13か月前、直近の改善に集中するなら3か月前が目安です。接続後は1日1回の自動更新で最新日まで追加されるため、開始日は過去をどこまで保持するかだけの判断になります。長く遡るほど初回の取り込みに時間がかかる点は考慮してください。