CPLとは|広告のリード獲得単価の計算式とCPAとの違い、「リード1件」の定義で単価が変わる問題

CPLとは|広告のリード獲得単価の計算式とCPAとの違い、「リード1件」の定義で単価が変わる問題

CPLとCPAの違いは、計算式ではなく割る数にあります。どちらも「広告費÷件数」で、件数がリードならCPL、自分で決めた成果ならCPAです。ややこしいのはその先で、同じ「リード1件」でも中身が揃っていないと、リード獲得単価が2割下がったと報告した月に、営業から「商談は増えていない」と返ってくることがあります。

CPLとは何か、CPAとどう違うか

CPLは「広告費÷獲得リード数」

CPL(Cost Per Lead/リード獲得単価)は、資料請求・問い合わせ・無料トライアル登録など、営業につながる見込み客の情報を1件得るのにかかった広告費です。月20万円の広告費で40件なら、CPLは5,000円です。Google広告にはCPLという列がなく、リード獲得をコンバージョンに登録していれば「コンバージョン単価」がそのままCPLにあたります。Meta広告でリード獲得を目的にしたキャンペーンなら、「結果の単価」がCPLです。

CPLとCPAの違いはどこにあるか

CPLとCPAは対立する指標ではなく、CPAの分母がリードのときの呼び名がCPLです。ゴールを1段先へ動かすと、同じ広告費でも単価は跳ね上がります。

指標 分母に数えるもの
CPL 資料請求・問い合わせなど見込み客の情報獲得
CPA 自分でコンバージョンに設定した成果(リードの場合も購入の場合もある)
CPO 受注・注文の成立

受注まで追う単価はCPO、新規顧客1人あたりで見るならCACになり、同じ広告費でも見る位置によって数字が並びます。

CPLを判断に使うときに崩れる2つの前提

CPLとは|広告のリード獲得単価の計算式とCPAとの違い、「リード1件」の定義で単価が変わる問題

「リード1件」の中身が揃っていないと、CPLは比べられない

CPLを比較できるのは、数えているリードの種類が揃っているときだけです。資料ダウンロードと問い合わせを同じコンバージョンにまとめていると、CPLは両者の混合比で動きます。資料ダウンロードの比率が上がればCPLは下がりますが、増えたのは商談になりにくいリードだけ、ということが起こります。冒頭のすれ違いはここで生まれます。CPLが下がった月は、まず構成比が動いていないかを疑うのが実務の順番です。リード種別ごとにキャンペーンと計測するコンバージョンを分けておけば、ADmini(アドミニ)のピボット集計でキャンペーンごとの費用とコンバージョン数を並べ、AIカラムで単価の列を足せます。

目標CPLの決め方

CPLの目標は、外部の相場ではなく、受注1件に払える額にリードからの受注率を掛けて決めます。受注1件に30万円まで払え、リードの20%が商談に、商談の25%が受注になるなら、リードからの受注率は5%で、払ってよいCPLは30万円×5%で15,000円です。同じ理由で、CPLの安さだけでは比べられません。商談化率10%でCPL 5,000円なら商談1件あたり5万円、商談化率40%でCPL 10,000円なら2.5万円で、安いのは後者です。「CPLを下げれば効率が上がる」わけではありません。オフラインコンバージョンのインポートを設定していなければ、商談化率は広告の管理画面に戻ってこないため、営業側から月に一度もらって突き合わせることになります。

まとめ

CPLは「広告費÷リード数」という単純な式ですが、分母のリードをどう定義したかで数字の意味が変わります。冒頭のすれ違いは、報告側と営業側で「リード1件」の中身が揃っていないときに起きます。集計をツールで速くしても、そのリードが商談になるかの情報は営業の側にしかありません。まず今週やることは、媒体のコンバージョンに登録している成果を書き出し、種類が混ざっていないかを確認することです。

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よくある質問

CPLとCPAはどう使い分ければよいですか?

対立する指標ではなく、CPAの分母がリードのときの呼び名がCPLです。媒体のコンバージョンに資料請求を登録していれば、管理画面のCPAはそのままCPLを指しています。購入や受注まで追う場合は分母が変わるため、同じアカウントでも見る位置によって単価は変わります。

目標CPLはどう決めればよいですか?

業種や獲得手法で相場は大きく変わるため、自社の受注から逆算するほうが実用的です。受注1件に払える金額に、リードから受注までの割合を掛けると上限が出ます。受注1件に30万円まで払え、リードの5%が受注になるなら、払ってよいCPLは15,000円です。

CPLが下がったのに商談が増えないのはなぜですか?

リードの構成比が動いた可能性が高いです。資料ダウンロードのような獲得しやすいリードの比率が上がると、平均のCPLは下がります。商談化率の低いリードが増えただけの場合、単価は改善して見えても商談数は変わりません。まず種別ごとの内訳を確認してください。

CPLは広告の管理画面で確認できますか?

媒体によります。Google広告にはCPLという列がなく、コンバージョンにリード獲得を登録していれば「コンバージョン単価」がCPLに相当します。Meta広告でリード獲得を目的にしたキャンペーンでは「結果の単価」がCPLです。リード種別ごとに分けて見たい場合は、種別ごとにキャンペーンや計測を分けておく必要があります。