GA4のセッションとは|切れる条件と、ページ別に足すと合計と合わない理由

GA4のセッションとは|切れる条件と、ページ別に足すと合計と合わない理由

Google広告のクリックは100件なのに、GA4のセッションは80件しかない。ページ別のセッションを足すと、今度は全体より多い。どちらも故障に見えますが、多くはGA4の「セッション」の数え方で説明がつきます。

GA4のセッションとは

30分操作がないと終わる、一連の操作のまとまり

GA4のセッションは、サイトやアプリで続けて行われた操作のまとまりで、既定では30分間操作がないと終わります。操作のない状態でページが表示されると新しいセッションが始まり、session_startというイベントが記録されます。タイムアウトは管理画面のデータストリームにあるタグ設定から延ばせ、最大は7時間55分です。

日付が変わっても、別の広告から入り直しても切れない

旧ユニバーサルアナリティクスと違い、GA4では日付が変わったときや参照元が変わったときにセッションが切れません。広告運用で効くのは後者で、30分以内に同じ人が広告を2回クリックしても、セッションは1つのままです。セッション単位のキャンペーンは原則として始まったときの流入元で決まるため、2回目のクリックが別のキャンペーンでも、集計上は最初のキャンペーンのセッションになります。

GA4のセッションとは|切れる条件と、ページ別に足すと合計と合わない理由

セッション数が合わない2つの場面

ページ別・イベント別に足すと、全体より多くなる

1つのセッションは複数の行に顔を出すため、ページ別やイベント別のセッション数を足すと全体より多くなります。3ページ見たセッションは、ページパス別の表では3行それぞれに1と数えられるからです。足して全体と比べてよいのは、1セッションが1行にしか入らない軸のときだけです。

行の切り方 1セッションが入る行 行を足すと
ページパス別 見たページの数だけ 全体より多い
イベント名別 発生したイベントの種類だけ 全体より多い
ランディングページ別 1行(最初のページ) 全体とほぼ一致
セッションのキャンペーン別 1行 全体とほぼ一致

なお、レポートのセッション数はセッションIDの数の推定値で、BigQueryの生データとは少し差が出ることがあります。日をまたいだセッションは両日に数えられる場合があり、日別の合計も期間全体よりわずかに多くなりえます。

広告のクリック数より少ないのは、数え方と計測漏れの両方

クリック数よりセッションが少ないのは、30分以内の再クリックが1セッションにまとまることに加え、ページ表示前に戻った人や計測に同意しなかった人が記録されないためです。この差は消せないので、クリックとセッションは一致を目指さず、比率の推移で見るほうが判断を誤りません。原因の切り分けは管理画面とレポートの数値の差を切り分ける手順で扱っています。広告の流入がまとめてorganicに入っているなら、URLパラメータの欠落を疑います。

ADmini(アドミニ)のGA4連携では、取り込むディメンションと指標を選べます。ここで「ページパス」を一緒に選ぶと、ピボット集計で足したセッション数は全体より多くなります。セッション数を合計したいときは、日付と「セッションのキャンペーン」のようなセッション単位の軸だけで取り込むと、Google広告のクリック数と同じ表で比率を追えます。

まとめ

GA4のセッションは30分の無操作で終わり、日付や流入元が変わっても切れません。ページ別に足すと全体より多くなり、広告のクリック数より少なくなるのは、どちらも数え方の仕様です。

では、媒体とGA4を同じ表に並べれば何が変わるのか。セッションとクリックの差そのものは、どのツールで集計しても消えません。変わるのは、差を毎日同じ条件で見られることだけです。比率が急に動いた日に、タグを疑うのか、広告の配信先の変化を疑うのかを決めるのは運用者の仕事として残ります。

まず今週やることとして、GA4の探索で「ランディングページ」別のセッション数を出し、合計が全体と一致するかを確かめてください。ページ別に足して合わなかった理由を、自分の画面で確認できます。

ADminiの媒体データ1画面集約で、Google広告のクリックとGA4のセッションを日別に同じ表へ並べられます。ADminiなら無料で始められます。無料で試してみる →

よくある質問

GA4のセッションは何分で切れますか

既定では、30分間操作がないとセッションが終わります。この時間は管理画面のデータストリームにあるタグ設定から変更でき、最大で7時間55分まで延ばせます。操作が続いている間は、セッションの長さに上限はありません。

GA4では日付が変わるとセッションは切れますか

切れません。旧ユニバーサルアナリティクスでは日付の変わり目や参照元の変化で新しいセッションが始まりましたが、GA4ではどちらでも切れず、30分間の無操作だけが区切りになります。そのため、30分以内に広告を2回クリックした人のセッションは1つとして数えられます。

ページ別のセッション数を合計すると全体と合わないのはなぜですか

1つのセッションが、見たページの数だけ複数の行に数えられるためです。3ページ見たセッションはページパス別の表で3行に現れるので、足すと全体より多くなります。ランディングページ別やセッションのキャンペーン別のように、1セッションが1行にしか入らない軸なら合計は全体とほぼ一致します。

Google広告のクリック数とGA4のセッション数が合わないのは異常ですか

異常ではありません。30分以内の再クリックが1セッションにまとまること、ページが表示される前に離脱した人や計測に同意しなかった人の分が記録されないことから、セッションはクリックより少なく出るのが普通です。一致を目指すより、クリックに対するセッションの比率が急に変わっていないかを見るほうが実務に役立ちます。