LINEヤフーのディスプレイ広告がAI回答面に出ている|Agent i配信の確認場所と、除外するかの判断

LINEヤフーのディスプレイ広告がAI回答面に出ている|Agent i配信の確認場所と、除外するかの判断

LINEヤフー広告のレポートに「search.yahoo.co.jp」という配信先URLが並んでいて、見覚えがない。そう感じたなら、AIエージェント「Agent i」の回答エリアへの配信が始まっています。2026年7月23日からディスプレイ広告(運用型)のテスト配信が開始され、この配信はすでに課金の対象です。テストという語感から無償の実験を思い浮かべると、予算の使われ方を見誤ります。何が変わり、管理画面のどこで確認でき、除外するかどうかをどう決めるのか。順に見ていきます。

何が変わったのか

ディスプレイ広告は7月23日から、課金対象としてAI回答面に出ている

変更点は、配信先が1つ増えたことです。LINEヤフー広告のディスプレイ広告(運用型)は、Agent iの回答結果エリア内にも掲載されるようになりました。ユーザーがAgent iに入力した質問と、生成された回答の内容をシステムが解析し、広告の掲載が適切と判定された場合に表示される仕組みです(2026年9月時点のLINEヤフー for Business告知)。

対象は特定の広告主に限定されていません。ディスプレイ広告(運用型)を配信していれば、設定を変えていなくても掲載対象に入ります。注意したいのは、ここで発生した表示とクリックが通常どおり課金されることです。「テスト配信」は無償の意味ではなく、掲載面の試験運用という意味だと読み替えてください。

検索広告(ショッピング)は8月31日に有償化された

もう一方の動きとして、Agent iへの検索広告(ショッピング)の掲載は2026年8月31日に有償化されました。こちらは掲載面としての扱いが先行しており、対応の選択肢が異なります。2つの広告種別の違いを整理します。

広告種別 Agent i掲載の状況 配信の停止 レポートでの見え方
ディスプレイ広告(運用型) 2026年7月23日開始・課金対象 プレイスメントターゲティングで除外できる 配信先URLに「search.yahoo.co.jp」が出力される
検索広告(ショッピング) 2026年8月31日に有償化 停止できない 掲載面ごとの実績は確認できない

LINEヤフーのディスプレイ広告がAI回答面に出ている|Agent i配信の確認場所と、除外するかの判断

管理画面とレポートのどこで確認するか

配信先URLに「search.yahoo.co.jp」が出ているかを見る

ディスプレイ広告については、パフォーマンスレポートの配信先URLで確認できます。Agent iの回答エリアへ配信されると、配信先URLに「search.yahoo.co.jp」が出力されます。まずここに行が立っているかどうか、立っているならどれくらいの費用が乗っているかを見ます。

確認の粒度には限界があります。配信先URLの行は掲載面の存在を教えてくれますが、この面のコンバージョンが他の面と比べて良いのか悪いのかを、十分な母数で判断できるようになるまでには時間がかかります。テスト配信の初期段階では、費用の規模を把握することが先で、良し悪しの結論を急がないほうが安全です。

ショッピングは掲載面別の実績が見えない

検索広告(ショッピング)では、掲載面ごとの実績は確認できず、検索クエリーレポートにもAgent iへの掲載実績は反映されません。つまり、どれだけAI回答面に出たかを広告主側から把握する手段が用意されていない状態です。

この非対称は覚えておく価値があります。ディスプレイは「見えるが止められる」、ショッピングは「見えないし止められない」。同じAgent iという掲載面でも、広告主が取れる行動が広告種別によって違います。

除外するか、残すかの判断

除外はプレイスメントターゲティングで設定する

ディスプレイ広告でAgent iへの配信を止めるには、プレイスメントターゲティングで「search.yahoo.co.jp/chat」を除外に設定します。設定箇所はキャンペーンまたは広告グループのターゲティング設定で、既存の除外プレイスメントの一覧に追加する形になります。

ここで誤解しやすいのが、除外キーワードとの関係です。ユーザーがAgent iに入力した質問の文言を除外キーワードに登録しても、それだけで配信が除外されるとは限りません。掲載の判定は質問文と回答内容の解析にもとづくため、キーワードの一致だけで制御される仕組みにはなっていないからです。確実に止めたいなら、プレイスメントの除外設定を使うことになります。

配信面を手動で制御する余地は、媒体をまたいで縮小の方向にあります。Meta広告でも除外した配置に予算が流れる仕様が標準になっており、面の指定で成果を作る運用は前提が変わりつつあります。AI検索面への広告掲載全体の動きと合わせて見ると、Agent iの件も単発の変更ではないことがわかります。

LINEヤフーのディスプレイ広告がAI回答面に出ている|Agent i配信の確認場所と、除外するかの判断

対応しない場合に起きること

何もしなければ、ディスプレイ広告の予算の一部がAI回答面に配分され続けます。それ自体が損失とは限りません。新しい掲載面が既存面より成果が悪いと決まっているわけではなく、初期の掲載面は競合が少ないぶん単価が安く出ることもあります。

問題になるのは、把握しないまま放置した場合です。説明できない配信先URLが増えることは、月次の報告で答えに詰まる材料が増えることを意味します。代理店や社内へレポートを出す立場なら、除外するかどうかより先に、費用がいくら乗っているかを把握しておくほうが実務的です。

掲載面別の内訳は、媒体の管理画面からレポートを書き出して集計するのが確実です。ADmini(アドミニ)はGoogleスプレッドシートやCSVのアップロードに対応しているため、書き出した掲載面別のレポートを媒体連携のデータと同じ画面で扱えます。ADminiなら無料で始められます。無料で試してみる →

除外するか残すかを決めたあとも、CVやCPAがどう動いたかを日ごとに確かめる必要があります。

まとめ

Agent iへの配信は、ディスプレイ広告が2026年7月23日から課金対象で、検索広告(ショッピング)は8月31日に有償化されました。ディスプレイはプレイスメントターゲティングで「search.yahoo.co.jp/chat」を除外でき、ショッピングは止められず掲載面別の実績も見えません。除外キーワードでは制御できない点も含めて、対応の選択肢は広告種別で分かれます。

まず今週やることは、ディスプレイ広告のパフォーマンスレポートを開いて、配信先URLに「search.yahoo.co.jp」の行が立っているか、費用がいくら乗っているかを確認することです。除外するかどうかの判断は、その数字を見てからで間に合います。

ここでツールが担うのは、書き出したレポートを毎月同じ形に整えて、費用の推移を追える状態にしておくところまでです。新しい掲載面を残すか外すかという判断は、案件の目的と説明責任を知っている運用者が担います。ADmini(アドミニ)の媒体データ集約とアップロード機能で、媒体別の費用を1画面で並べられます。ADminiなら無料で始められます。無料で試してみる →

よくある質問

LINEヤフー広告のAgent iへの配信は課金されますか

課金されます。ディスプレイ広告(運用型)は2026年7月23日からAgent iの回答結果エリアへテスト配信されており、この配信は課金の対象です。検索広告(ショッピング)へのAgent i掲載も2026年8月31日に有償化されました。「テスト配信」は無償の実験という意味ではなく、掲載面の試験運用を指します。

Agent iへの広告配信を止めるにはどうすればよいですか

ディスプレイ広告(運用型)であれば、プレイスメントターゲティングで「search.yahoo.co.jp/chat」を除外に設定します。検索広告(ショッピング)については、Agent iの回答結果エリア内への配信を停止することはできません。広告種別によって取れる対応が異なります。

除外キーワードを設定すればAgent iへの配信は止まりますか

止まるとは限りません。ユーザーがAgent iに入力した質問の文言を除外キーワードとして登録しても、広告が除外されるとは限らないとされています。掲載の判定は質問文と生成された回答の内容の解析にもとづくため、キーワードの一致だけで制御される仕組みではありません。確実に止めたい場合はプレイスメント除外を使ってください。

Agent iへの配信実績はレポートで確認できますか

広告種別で異なります。ディスプレイ広告(運用型)では、パフォーマンスレポートの配信先URLに「search.yahoo.co.jp」が出力されるため、費用や表示回数を確認できます。検索広告(ショッピング)では掲載面ごとの実績は確認できず、検索クエリーレポートにもAgent iへの掲載実績は反映されません。